特集「まえばし旅のたね」TOP

身近な場所を再発見する特集記事がスタートします

長年同じ町に住んでいると、自分が住んでいる土地の良さにはなかなか気付きにくいものです。
感染症の拡大で遠くに出かけにくい今だからこそ、時間をかけてのんびりと地元を旅してみるのはいかがでしょう。
今はまだ旅に結びついていませんが、「市民が地元を更に好きになる、前橋を知らない人が前橋に行ってみたくなる、ネタ」=「旅のたね」を探し紹介して参ります。

特集1 麺好きのまちの製麺所

特集1 麺好きのまちの製麺所
群馬県は、水はけの良い水田と冬のからっ風などの自然条件を活かし、麦が水田の裏作として盛んに栽培されていて、その生産量は全国第4位と国内有数の産地です。このため、うどんをはじめとした小麦を使った加工品の製造が盛んで、粉物文化と言われています。 
ここ前橋市でも、かつては列車の貨物も、明治の主要な産業であった絹製品や繭をしのぐ量の麦を運んでいたといいます。駅前には製粉所があり、製麺所も軒を連ねていました。その面影は今や薄れていますが、市民の「麺好き」は現在にも脈々と受け継がれているように感じます。
よく行くラーメン屋さんの生麺や、何気なく食べている普段の夕食のゆでうどん、お使い物にした乾麺など、身近なのにそのプロフィールは案外知らないもの。
水のおいしい前橋の、おいしい麺。製造する皆さんを取材させていただきました。
COLUMN
赤城南麓の麦を運んだ両毛線に思いをはせて

赤城南麓の麦を運んだ両毛線に思いをはせて

二毛作の地 前橋の粉物文化

両毛線は、両毛地域と呼ばれる栃木県南西部から群馬県南東部に至る平野部の諸都市を結ぶ路線である。
この地域で盛んに生産されていた生糸や織物の輸送にと、明治17年8月建設された路線で、前橋からも首都圏に向けて多くの貨物を運んだ。たくさんの絹を運んだことはもちろん、過去の書物を紐解いてみると、実は明治末から昭和初期にかけての貨物のメインは麦であったようだ。
北関東の麦の一大産地であった当地から首都圏に向け、赤城山を背景に、煙を上げて小麦畑を走る列車の姿は、前橋の原風景ともいえる。
短い時間で食事を作って食べ終えることのできる"麺"は、繁忙期の養蚕農家など、市民にとってもなくてはならない食材だっただろう。
何気なく食しているうどんだが、時には、そんな歴史に思いをはせ、食してみるのはいかがだろう。
(参考資料:群馬県統計書、JR両毛線を結んで ほか)

 

特集2 人と人をつなぐまちの酒屋

特集2 人と人をつなぐまちの酒屋
水の良いところにはうまい酒があるといいます。
山と水の名所に囲まれおいしい水のふるさとである群馬県は、知る人ぞ知る酒どころ。派手さこそありませんが、ここ数年は美味しい日本酒の産地として全国に知られるようになってきました。
酒蔵で作られたお酒と我々をつないでくれるのが地域の酒屋さん。最近では、ただお酒を売るだけではなく、人が集まるイベントや酒造り、店内の角打ち体験など、お酒の楽しみ方をさらに広げてくれる素敵なスポットに進化しています。
近頃ニュースで、前橋市民は「日本一の日本酒好き」と報じられたばかり。
今回は、SNSでも積極的に発信している4つの酒屋さんを取材させていただきました。